おはようございます。6月2の水曜日。今日は一日曇り空ですが雨は降らないお天気です。
先日の続きです。一度の失敗で「自分には向いてない」と諦めてしまう人が、ダイエットや生活習慣の改善に挑戦した人の中には多いのではないでしょうか。
「思いついて、行動して、すぐできる」。
そんな事しれっと出来たら、あなたはすでに天才です(真顔)。失敗した時に「ああ俺はダメな奴なんだ」って思いに囚われたら、逆に「オイオイ、お前は天才か。もしくは真面目か」と自分に振られたボケだと考え、「セルフノリツッコミ」をやることでメンタルを改善させるくらいのお気軽さも大事です。
誰も好き好んで失敗なんかしたくないし、思い通りに物事が出来れば、それに越したことはないのですが・・・「んなワケない」のが現実です(泣)。
習慣化に取り組む際に良く使われるテクニックとしては「小さな目標を作って、少しずつ成功経験を積み上げていく」という方法があります。
この考え方は個人的には習慣化の為に行動を確定させていくというよりは、「メンタルをポジティブに安定させる」効果の方が強いのかなと思っております。
簡単にクリア出来る目標を細かく設定して、成功の際に得られる満足感を積み重ねるイメージです。始めたばかりで大きな壁にぶつかって、その失敗が否定的なイメージになるよりは、小さな成功体験を積み上げて、やる気を持続させる方が習慣化においてはかなり有効な考え方です。
なのですが習慣化を求める多くの方々は、「そういう細かい目標や設定を考えるのが面倒だから習慣で出来る様になりたい」との考えをお持ちだと思います。
はい、おっしゃる通りです。私もそうでした(汗)。
「別にちっちゃい壁なんか設定しなくても、一番大きな壁をクリアすれば終わりでしょ」って・・・今にして思えば何の根拠もない自信です(苦笑)。・・・で、ものの見事に壁に触れる事すら出来ずに終わりです。
こういう失敗を何度も繰り返しておりますので、習慣化の一番の早道は成功体験を積み重ねる事。成果を求めない入り口をまず作るのが習慣化を始める最適解かなと思っております。
朝のウォーキングを習慣化させたいと思ったら、まず行くと決めた時間を設定してその時間に起きて服を着替えて玄関まで行く・・・そこまでで、今日は「OK」とします。
それが2,3日できるようになれば、「これ3日ぐらい続けてるからそろそろ外に出てみようかな」と自発的に次のステージに進みます。玄関を開けて出てしまえば、慣れた道なので「近所をぐるっと一周しましょうか」となります。
それが3日出来れば次の3日も同じ行動が出来ますので、それを一週間、10日と続けていきます。ヒトって現金といいますか欲深いので(笑)、一つ出来るようになったら次に出来る事を求める。クリアできるものを探して、それを手に入れたいと考えます。
日々の習慣化は目的意識というよりは、脳に満足感を与えて「この習慣は面白いことなんだ」と信じ込ませる作業です。脳に楽しいと思わせたら、もう勝利確定です(笑)。
楽しむということが一番、脳や精神にも拒否感を与えませんので、行き着くところ「面白くする」が正解ですよね。
どうしてもヒトの脳や感情はポジティブよりもネガティブな考え方にベクトルが向きやすく出来ているらしいのです。これは DNA レベルで出来上がっているとの事ですので、もはや個人でどうこう出来るとは考えずに、「そう決まっているなら、いかにうまくその気にさせてやるか、自分の扱いやすいように操縦するか」に観点を変更しましょう。
一度や二度失敗したくらいで「自分はもうダメだ」と考えるのではなく「こんなの一回で出来るワケないよ」と開き直って、別の作戦を考える方が物事は上手くいくと思います。
以上です。またお時間あればお付き合いください。
それでは。
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