おはようございます。4月16日の金曜日。本日はどんよりとした空模様ですね。午後からは雨も降るらしいです。
さて健康習慣と体質改善を考えて日々、規則正しい生活を心がけて少しずつではありますが頭もスッキリして体も軽くなり、体調が少しずつでも改善されているのを実感していますが、やはり昨今の社会情勢と言いますか、コロナ禍ではなかなか気分がすっきりしない、常に頭の片隅や胸の奥にモヤモヤが引っ掛かっている様な何とも言えない複雑な感じ、漠然とした不安感みたいなものが、ここ1年ぐらいずっと続いているかと思います。
こういう精神状態というのは、まぁ健康にも良くないワケで、ストレス発散であったり他に何か楽しいことを考える、新しい趣味を始めるなどをして、気分転換を図るというのもこの時期には大切なのかなと思っています。
気分が明るくなるといえばやはり「笑い」ですよね。コントに漫才、落語を聞いたり、コメディ映画にマンガに小説、気の置けない友人達とのバカ話など、楽しく笑う方法は色々あるかと思います。
笑いは健康にも直結しています。笑うことによって活性化する細胞もあり、ウイルスや菌などを退治するそうです。気分も良くなりますから普段の生活にも笑えるような楽しいことを取り入れたいと思っています。
私は映画鑑賞が趣味の一つなので、時間の空いた休日や注目している新作があれば映画館に足を運びますし、テレビの映画番組なども録画して休日に楽しんだりしています。
数週間ほど前になりますが、某放送局でチャップリン映画の特集がありました。チャップリンといえば有名な喜劇俳優であり監督で「喜劇王」と呼ばれるほど、世界中で親しまれた方ですね。他にも有名な喜劇俳優やコメディアンはたくさんいらっしゃいますし、いつの時代も笑いは世界共通で楽しめるエンターテイメントだと思います(因みに私はモンティパイソンやヒットした映画作品をパロったコメディー映画が好きでよく観ていました)。
チャップリンの作品は、映画館で何度もリバイバル上映中されたり、テレビなどのメディアでも繰り返し放送していますから内容はほぼ分かっていますが、代表作をまとめて観る事が出来る機会なので、ひとり楽しく「チャップリン映画を楽しむ上映会」を開催しました(苦笑)。
もう何度も観ていますので、声を上げて笑うようなことはないですが、今でもクスッと笑ったり、思わず顔がほころぶシーンはあったりします。
ですが今回、それ以上に印象深かったのはコミカルなシーンや演技ではなく、ストーリーの時代背景やチャップリンが作品に込めた想い、でした。
チャップリンの作品は基本的にその時代の風刺が物語の背景にありますので、ドタバタしたギャグシーンを外してしまうと結構シリアスな内容が多いんですよね。
風刺の内容も社会情勢や貧困、政治などがベースにあり、その中で大変な思いをしている人達とチャップリン演じる主人公の出会いを通じて、明るくひたむきに生きようと物語が進んで行く、そういうストーリーが多いかなと思います。
今回、チャップリン作品を見返して「年齢を経るごとに作品の見所、着目点が変わってくる」と、つくづく感じました。ストーリーの素晴らしさや鑑賞後の穏やかな読後感(?)は変わりませんが、考え方や受け止め方が前回の感想とは違うと感じました。
あっ!と、驚くようなどんでん返しがあったり、あのシーンはココに繋がる伏線だったのか!…なんて仕掛けのある脚本が近年の流行で、それが面白いと、もてはやされた時期もありました。チャップリン作品にもそういった要素はありますが、それが売りではないし、必要もないでしょう。
今回感じた、チャップリン作品に共通するテーマは「日々の暮らしの中にある平凡な喜び」ではないかと。…生きていくのは大変だけど、それでも前向きに楽しくやろうよ、そのうち好い事もあるさ。という思いが作品のイメージとして印象に残っています。
大変だけど頑張ろうって時に必要なモノのひとつに、笑いやユーモアがあり、それを共有できる人達の笑顔だと、邪推ではありますが今回チャップリンの映画を数年ぶりに鑑賞し終えて、ふと思った感想でした。
楽しく笑って過ごせれば、それほどお金や地位なんて必要じゃないとつくづく思いますし、私自身ものんびり穏やかで健康に過ごせればそれでいいと思っています。
日常にある当たり前の出来事にちょっとした幸せや喜びを感じる …こういうことを改めて気づかせてくれたチャップリンはやはり偉大な映画人なんだなぁと、妄想を膨らませ感慨にふける日常の、ちょっとした喜びのお話でした。
以上、批評や評論には全く縁の無い、只のキツツキの独り言、個人的な感想でした。
またお時間あればお付き合い下さい。
それでは。
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